2021/07/09 00:38
江口いちごのライブをご覧になった事はありますか?
最近MCでよく話すテーマがあります。
「いちご新聞、本日の中身は…」という内容です。
補足ですが…いちご新聞はライブのたびに江口いちごの近況や出来事、お知らせ、対バンアイドルの紹介…などの記事を載せたA4サイズの「広報誌」みたいなものです。
「新聞」と謳ってはいますが特に社会情勢に触れたり評論するわけではないので「学級新聞」みたいなものと思っていただけると嬉しいのですが…
物販に並んでくれた方全員に無料で差し上げています!
すでに第72編まで発行している「いちご新聞」ですが実はこのいちご新聞、おかしなことに第1編と第2編はこの世には存在しません。
(※新聞記事は1編2編と数える事を今回初めて知りました!)
一体なぜいちご新聞が「落編」しているのか…
今日はそんな不思議な不思議ないちご新聞のお話です。
最近よく江口さんを通して耳にするのがライブハウスの楽屋でいちご新聞への質問が多いという事。
「いちご新聞はどうやって作っているのか?」
「いちごちゃんはどこまでやってるの?文章だけ?デザインは?」
「そもそもなんで毎ライブ作れるの?」
作っている側としては「そういうことが気になるのか!」と興味深くニヤニヤ捉えていますが答えはすごく簡単です。
「江口いちごが頑張っている」からです。
毎ライブいちご新聞の呪縛に取り憑かれ、僕から嫌がらせのように届く
「もっと面白く」「もっと長い文章で」という言葉に追われながら…。
いちご新聞はまず、江口さんが全体のテーマを決めます。
「夜空と星」とか「虹」みたいな具体的なものから「おしゃれな感じで!」みたいなざっくりな発注の時もあります。
僕はおじさんなので「おじさんがワードで作る資料」のような、色も文字のデザインも派手でぐちゃぐちゃな感じが好きなのですが、江口さんは細い字を使った「おしゃれ雑誌」を意識したいらしく毎回デザインをどうするかで小一時間揉めるやり取りがお決まりです。
それから僕がデザインのベースを作っている間に江口さんが執筆。
こう書くと共同作業のように聞こえますが、実際のところ江口さんの筆が進まずデザインができているのに一週間「待ち」の状態が続くことも…。
執筆したところで一発でOKを出す事はまずなく何度も直しを加えデザインと合わせ完成させていきます。
最近では慣れてきたこともあり3時間くらいで完成できるようになりましたが、最初の頃はA4サイズを完成させるのに6時間くらいかかっていたのでは…。
でも、
どんな仕事でも頑張るのは当たり前です。
これは本当に個人的な感想で、スタッフがこんなことを言うと怒られそうな気がするので言葉に出すのは憚られますが…貧乏性の僕にとって1回のライブが3000円って結構高いなとこっそり思っています。
それが「月に何度も」だったらなおさらです。
もしかしたらこの3000円はファンの人が節制して捻り出したお金かもしれないし、いつもより多くの汗を流した結晶かもしれないと思うと力を抜いていいライブなど1つもありません。
「次のライブはどんなライブにするのか」
「どんなファンの人たちが来てくれるのか」
ちゃんとファンの顔を思い浮かべながら毎回ライブを考える機会を作れば1つ1つのライブの濃度を濃くする事ができます。
無料のいちご新聞はライブに対する
「熱意のアンプ」です。
少なくともいちご新聞を作っている間は次のライブの事を考えます。
セトリはどうするか?
どこでMCを入れて何を話すのか?
BGMはどうするのか?
告知を聞いてもらうにはどうしたらいいか?
ファンを楽しませるにはどうしたらいいか?
いきなり舞台に上がってパフォーマンスができてしまう天才もいますが、
「事前に楽しい舞台のイメージが出来上がっているからこそ、現場でのハプニングや空気感を利用してさらに面白くできる。」
この信念はエンターテイメントの表現者として忘れてはいけないものだと僕は思っています。
話がだいぶそれましたが…
なぜいちご新聞の1編と2編が残っていないかというと、1編と2編は江口いちご自身の手書きだったからです。
(ライブ後すぐ捨てたみたいです。)
パソコンもできないし印刷の仕方もわからない、それでもファンの満足度を上げたいと思う「熱意」と泥にまみれるような「覚悟」を感じました。
(この辺は僕がスタッフになる前の話)
いちご新聞を初めて約1年、いちご新聞が
「ライブについて考える時間」だとするならば
6時間×72編=432時間
これがこの1年間でいつものライブ活動に「加えて」江口いちごがライブについて真剣に向き合った時間です。
皆さんの目に映る江口いちごは
成長していますか?