2022/05/30 21:31
2022年5月29日、江口いちごは10周年を迎えることができました!
この良き日を無事に迎える事ができましたのもひとえに
日頃応援していただいているファンの皆様のおかげです。
本当にありがとうございます。
ファンの方のTwitterで
「10年経っても自分がやりたかった事と真剣に向き合い続けている姿が励みになります」
という投稿を見て、
10年前の江口さんの事は何も知らないのに、
なんだかしみじみと10年の重さを感じました。
(僕がスタッフになったのはここ2年くらいです!)
皆さんは10年前何をしていましたか?
久ぶりにブログを書くのでなんだか堅苦しい言葉ばかりになってしまいましたが
今日はそんな10年という時間の重さとプレッシャーを感じる大切さのお話です。
余談ですが…10年前の僕は「秘密のケンミンShow」という番組のADでした!
アイドルやエンタメの表側に立つ人間にとって1番の悩みは「集客」です。
集客(動員)というヤツはとてもめんどくさいヤツで…
もちろん「直接の収入源」という意味もありますが
「自分の思い描くアイドルになれる条件」という意味も大きくて
地味で時間がかかるわりに、
動員できない人ほど動員しづらい番手になる負のスパイラル
華美な世界に憧れる人ほど「思っていたのと違う…」に陥りがち。
多くのアイドルがこの「集客」に心が折れ背を向けてしまいます。
(※本気だからこそ集客を匂わすだけのおじさんが一番嫌われるわけです!)
「自分が表現したいもの」と「お客さんが求めているもの」
どちらを優先すべきかの葛藤はアイドルの現場において
切っては切り離せないものです。
テレビの現場もそうですが視聴者には
「テレビだから」すごいスタジオで
「テレビだから」すごい演出が手掛けられていて…
まるでスイッチを操作すれば機械が動き出すみたいに
「テレビだから」そういうものと思われがちですが
実際は数少ないスタッフが「テレビだから」を作り上げる泥臭い場所です。
僕が江口いちごのスタッフになる前に漠然と思っていたのは
アイドルの現場は
「ライブだから」当然ステージが用意されていて
「ライブだから」当然音楽が流れて
「ライブだから」当然ファンが集まって…
しかし実際スタッフになって感じるのは…
(表現が難しいですが)
「ライブだから」は決して全自動ではなく人間の血が通っている
やはり泥臭い場所。
余談ですが…TV視聴率の1%は確か40万人くらい。
キャスティング会議で、この人はSNSの国内フォロワーが4万人だから0.1%くらい上げる力があるよね
みたいな話があがることもあります!
江口いちごの2022年の大きな決断が「1年間に4回のワンマンライブ開催」です。
最近の活動を見ていただいてる方はご存知だと思いますが
特に7月10日の10周年ワンマンで悩んだポイントは動員をどうするかということ。
このご時世に動員を目標にするなんてナンセンスという内容は何度も話し合いました。
コロナになって現場に来るファンは確実に減っていて
ソロアイドルのライブに来ているお客さんは今150名程度。
そんな中わざわざ動員目標を掲げる意味があるのか…
でも応援する余白を作ることはアイドル活動に絶対必要で
「応援したい」と思う人が「応援できる環境を作る」
せっかくファンがいるのに
「応援の仕方がわからない」では本末大大転倒…
そんな葛藤の末の決断が「チケット販売目標120枚」
お客さんが求めているのは「江口いちごの頑張る姿」のはずです。
江口いちご10周年ワンマンライブまで残り1カ月程。
江口さん自身不安で不安でしょうがないと思います。
例えるなら受験の結果発表の緊張感を毎日抱えてるような。
舞台や配信では強気な表情ですが舞台裏や楽屋では死にそうなフグみたいな顔をよくしています。
少し弱気な話をすると…
一度こんな質問がありました
「チケットが販売目標までいかなかったらどうしたらいいですか?」
この真意は
達成できなかった時ファンの人たちが心からワンマンを楽しめないのでは?
と、心配していたみたいですが意外に僕の答えはシンプルで
「ステージで泣いて歌わなければいい。ファンと一緒に泣いてワンマンをぶち壊して、謝りましょう!」
心が弱い方向に流れればチケット枚数は10枚や20枚ごまかすことは簡単にできるかもしれませんが
達成できなかったとしても「達成できないことをストーリーにする」それが僕らの余白のはずです。
…とは言っても達成しなかった時のことを考えても仕方ありません!
目標枚数を絵空事にせず本物の着地点にするなら…
「短期ごとの通過点を作って着実にこなしていくこと」
僕の頭ではこれくらいのアドバイスしか出せず申し訳なく思っています。
でも一生懸命考えて考えて…
「動員ない。マジ病む。ぴえん。」ではダメなのです!!
ただの「お願い」ベースにならず、
江口いちごの魅力がチケットの重さに加わるように努力していかないとダメですね!
もしワンマンに力が入りすぎて出走前の競走馬みたいな状態になっていたら
こっそり肩をたたいて「落ち着け」と言ってもらえたら助かります。
プレッシャーは必ず成長の糧になるはずです。
江口さんが大きなプレッシャーから逃げなかったことに敬意を評して。
僕も自身に足かせを
『1カ月心を揺さぶるような文章を書く!』
僕はアイドルではないのでキラキラしたことよりも
裏側のリアルな部分だったり
もしかしたらネガティブなことだったりで
皆さんの心を揺さぶっていけたらいいなと思いました。
しっかり江口いちごの余白を感じて応援してもらえるように。
江口いちごの11年目もご期待ください。
ワンマンチケットはこちらから
https://ichigo15.official.ec/items/62196087