スタッフブログ

2022/06/09 20:31


僕は静岡県出身です。


沼津という「あじの干物」の生産が世界一の場所で育ちました。

(世界一というデータは見た事ありませんが日本一は確かなのでたぶん世界一)

実家で食べる夕食の後には当たり前のようにお茶を飲んでいたし

蛇口からお茶が出ても何も驚きません。

知人へのお土産は「うなぎパイ」や「こっこ」でお歳暮にはみかんが届きます。


幼稚園の授業で始めたサッカーを当然のように続けて

高校は清水東高校へ。

体育の授業で当たり前のように男女ともスパイクを履いてサッカーをします。

リフティングの回数でモテ度が決まります。(←これは言い過ぎ)



僕の周りには「アイドル」という文化は全くありませんでした。


僕のアイドルの思い出と言えば…

小学生の時、キョウヘイ君というやんちゃな友達が

モーニング娘。の下敷きを自慢していた事をうっすら思い出すぐらい

(僕はヤクルトの古田と三浦カズの下敷きを使っていました。)


先日名刺交換したイベンターさん曰く「今、沼津に(アイドルが歌う)ライブハウスはない」のだそうです。



じゃあ、沼津の「アイドルが好きな人」はどうしているんだ!?



…という疑問以前に、そもそも沼津でアイドル好きは育ちません。

アイドルが好きで沼津から東京にライブ観戦に来るような方はきっと

「沼津で育ったアイドル好き」ではなく「他の環境でアイドルを好きになった人」です。

身近にアイドルがいないのだから当然と言えば当然ですが

輸入文化というわけです。



沼津にアイドル好きを育てるなら

文化を輸入して、定着させて、育てるという途方もない作業をしなければいけません。

(これが地方のファンを作る難しさなのかもしれません。)



「人は環境に依存する」ということ。


モーニング娘。が好きだったキョウヘイ君は今農業をやる一方で

アイドルに興味がなかった僕が東京でアイドルのスタッフになっているのは

依存した環境で順応していったからかもしれません。



もしアイドルのファンを増やすなら

「環境作り」が第一歩。

文化の輸入。そしてファンを育てる。(べびらびの2人は「育てる」よりも「収穫」と言うかも)

きっと明治維新ってこんな感じだったのかもしれません!


アイドルの音を聞くには、ざんぎり頭を叩いてみましょう。









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