スタッフブログ

2022/06/14 21:24


チェキっていうのは画期的なシステムだなと思っていました。

その場で写真が現像できることももちろんですが

写真自体よりもその時の思い出やコミュニケーションに価値をつくる機械。


CDを何枚も買うのはその後の事を考えればかなり上級者向けですがチェキはすごく手軽です。

会える機会が決して多いわけではないアイドルとの記念品としては抜群に有能ですよね。

最初にチェキとアイドルを結びつけた人の頭の中を覗いてみたいくらいです。




僕みたいな初心者の方に補足しておくと…

アイドルのライブは終了後に特典会(物販)の時間がありグッズやチケットをアイドルから直接購入することがでます。

この物販の中でほぼ全てのアイドルが導入しているのが「チェキ撮影」。

チェキを購入して一定時間アイドルとコミュニケーションが取れるわけです。


チェキを使って一緒に撮影してからコミュニケーションの時間は自由にアイドルと話ができる。

つまりその時間はアイドルを独り占めできるわけです。

独占できるなんて言われても緊張して何を話していいかわからなくなりますよね。

今日はそんな嬉し恥ずかし物販で使うチェキのお話です。





アイドルとファンの2ショットは大体スタッフが撮影することが多いので

ここが僕の1番の見せ場と言っても過言ではありません。冒頭にも話しましたがチェキは思い出の証です。

(できるだけ「いい写真」を撮ってあげなければ!という使命感と緊張感を持って参加しています!)

毎回魂をこめてチェキを撮っているのですが…このチェキでの写真撮影が意外に難しいのです。



コツは、チェキは広角に写るので自分が思っているよりも一歩近づいて撮影すること。

頭より上の部分に空白ができがちなので頭ギリギリを狙って撮ること。

これだけで「いい感じ」な写真ができます。


しかし意識していても…



「なんかだいぶ右寄りな写真じゃね?」とチェキを2度見することが。



実はファインダーで覗いた景色とできあがった写真が全然違う事があるのです。

(カメラに詳しい方はご存知だと思いますが構造的にそうなっているみたいで)

ファインダーでは対象を中央に置いているのに出来上がった写真を見ると

右寄りだったり左寄りだったりそれも一定ではなく毎回寄り具合が違うのでたちが悪い…



できあがった写真をチラチラ横目で見てその日のチェキ機の気分を探りながら

「今日は右寄りか。」と微調整しているのですが、そうなると

極端な話2人並んでいるのにファインダーで見た景色は1ショットだったりするわけです。



この状態でシャッターを切るのはなかなか勇気がいります。



もし突然チェキ機の機嫌が変わってファインダーの景色のままの写真が出てきたら…

お客さんからしてみれば、2ショットチェキを頼んだはずなのになぜか自分だけが写ったチェキを持って帰ることになります……。





チェキが発売されたのは1998年12月だそうです。

98年といえば「踊る大捜査線the movie」が大ヒットし、長野オリンピックやフランスW杯、

CDバブル絶頂期でSMAPの「夜空ノムコウ」がリリースされ、流行語は「だっちゅーの」…



僕たちがW杯初出場の日本代表に熱狂し「事件は現場で起きてるんだ!」と叫び

「だっちゅーの」とニヤニヤしている裏でひっそりとチェキ文化が開始されたわけです。

(でも発売が98年ということはそれ以前のアイドルはどうやって物販を回していたんですかね?)

この頃からスタッフの苦悩はあったのかも…




ちなみに翌年カメラ付き携帯電話が発売されチェキは大打撃を受けます。

逆風に耐え今も滅びることなくアイドルの物販を支えてくれているのは

富士フィルムさんの企業努力とオタクの皆さんの熱い気持ちのおかげですね。





チェキは多少左右にズレていた方が「メッセージ書けるスペースがあるから助かる」と

江口さんは言いますが、やはりメディアに携わるものとして僕は最高の1枚をお届けしたいわけです。

(特にどういうわけか江口さんのチェキ機は性格が悪く悪戦苦闘しています)


調べてみたら最近はデジタルモニターのチェキもあるみたいですが…

これからはさらに優秀なチェキ撮影スタッフとして尽力していく所存です。




明日はBaby Rabbi2定期公演「雨上がりのBUDDY!」

是非チェキの出来栄えもお楽しみに。








江口「相合傘チェキとかお願いしますね!」

うえの「……アイアイガサチェキ?」





↓長野オリンピックを知らない江口いちご。

 (ちなみに「夜空ノムコウ」も「踊る大捜査線」も知らないそうです)