2022/06/27 01:19
洗面台に置いてあるのは歯磨き粉とワックスと…。
男性の一人暮らしといえばたいていそんなものです。
これがひとたび女性となると、化粧水や乳液や美容液、ヘアオイルや化粧水、メイク落としや化粧水など
賑やかになります。
女性は変化に対して抵抗が少なかったり積極的な人たちなのかもしれません。
化粧水を変えてみたりシャンプーを変えてみたり…
メイク道具を広げればきっと「僕らにとっては同じ色」のアイシャドーがいくつもあるはずです。
逆に男性は変化に鈍感な生き物。
例えばタバコ。
僕の父親はヘビースモーカーですがずっとLARKを吸っていたし叔父はずっとHOPEです。
銘柄をコロコロ変える人はあまり聞いた事がありません。
洗面台の歯磨き粉やワックスも何年も同じメーカーだったり。
そんな男性に向けてタバコメーカーが出したのが「おまけ戦略」です。
10個買うとおしゃれなライターがついてくるとか、限定もののグッズがもらるとか。
変化に鈍感な男性に「おまけをきっかけに振り向いてもらう」わけです。
男性はおまけに弱い生き物で…。
戦略といえばなんだか手を出をしたら負けのような気もしますが
おまけに魅力を感じているのであれば両者win-winです。
缶コーヒーにミニカーがついてくると聞けば
普段の飲まない甘いカフェオレも喜んで買ってしまいます。
思い返せばお菓子についていたシールを集めた小学生時代
チップスについていたカードを集めた中学生時代
味玉無料に釣られてラーメン屋に通った高校時代
戦略のるつぼの中で生きてきたんだなぁと納得です。
もちろんそんな戦略を江口いちごも取り入れています。
ライブの予約者に配る予約特典がそうですね。
(予約特典には純粋にお礼の意味もあるので戦略というのは語弊があるかもしれませんが)
普通アイドルの予約特典といえば…手紙とかブロマイドとか、手作りのお菓子とか。
そんな中先日江口さんが配っていたのが「豚の角煮」でした。
予約特典が「豚の角煮」なんて聞いた事がありません。
一体どういう発想で角煮にたどり着いたのか
しかしこの発想力こそ江口いちごらしさ、つまりセンスなのかもしれません。
最近のマーケティングではこの「おまけ戦略」が進化しているみたいで
「形のないおまけ」も登場しているようです。
例えば、おまけで「ロケットの発射ボタンを押す権利」とか
確か「100万円のキャラメルにおまけで車がついてくる」みたいな売り方も見たことがあります。
外部へ提供していなかった体験が「魅力的なおまけ」になる時代というわけです。
おまけ視点でマーケティングを考えるという発想は「魅力的な体験」を商品にしているアイドルのひらめきにつながりそうな気がします。(形のない物を売ると問題が起こりやすいので注意が必要ですが)
タオルを単体で売りよりも、江口いちごダンス教室を開催しておまけにタオルがもらえた方がマーケティング的にはいいのかもしれません。
そんな考え方を江口さんに教えればきっと「豚の角煮作戦」以上のセンスあるおまけが登場するかもしれません。
ご期待ください!